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ご挨拶

 本シンポジウム「ヒト腫瘍免疫研究の新展開とがん免疫療法の開発」では、本分野の第一線の研究者に最新の知見を議論していただく企画でした。 そのような時、本当にタイムリーに、本年度ノーベル生理学・医学賞は「Discovery of cancer therapy by inhibition of negative immune regulation」の成果で、 京都大学の本庶佑博士とテキサス大学MD AndersonがんセンターのJames P Allison博士が、それぞれPD-1とCTLA-4の研究で共同受賞されました。私たちがん免疫研究者にとって喜ばしいかぎりです。

 免疫チェックポイント阻害薬は、がん治療に貢献しただけでなく、がん免疫の研究にも新しい展開をもたらしました。 特にPD-1/PD-L1抗体は、広く多くのがんに、抗がん剤が効かない進行がんに対しても効く場合があり、しかも効果が比較的長く続くことが示されました。 一方、皆に効くわけではなく、多くのがんでの奏効率は20%前後であり、患者さんによっては重篤な自己免疫性副作用が起こる場合もあります。そこで臨床の現場では、効く方を早くに見分けるバイオマーカーの同定、 また治療効果増強のために、他のがん治療や免疫制御法を併用する複合免疫療法、あるいは遺伝子改変T細胞などの新しい免疫療法の開発が期待されています。 これらの課題の解決のためには、さらなるがん免疫病態の解明が必須です。 ゲノムDNA, RNAから腸内細菌叢まで、コンピューターを用いたマルチオミックス解析などの新技術を駆使したヒトがん免疫病態の解明、および遺伝子改変技術などを駆使した動物実験などの基礎研究が必要です。

 本シンポジウムでは、腫瘍免疫研究において、最近話題のイムノジェノミックス、制御性T細胞などの免疫抑制機構、免疫代謝、腸内細菌叢、遺伝子改変T細胞、 そして、ヒトがん免疫応答のin vivo実験を可能にするヒト免疫化マウスの最新知見について、皆で一緒に議論したいと思います。

オーガナイザー 慶應義塾大学医学部 先端医科学研究所  河上 裕

テーマ:「ヒト腫瘍免疫研究の新展開とがん免疫療法の開発」
主 催 公益財団法人実験動物中央研究所
テーマ ヒト腫瘍免疫研究の新展開とがん免疫療法の開発

チラシPDFダウンロードはこちら
日 時 2018年11月21日(水)
13:00~17:35 シンポジウム
18:00~19:30 懇親会
場 所 学士会館(シンポジウム210号室 懇親会202号室)
東京都千代田区神田錦町3-28 TEL.03-3292-5936 地図はコチラ
アクセス 地下鉄都営三田線・新宿線、 東京メトロ半蔵門線「神保町」駅下車 A9出口1分
東京メトロ東西線「竹橋」駅下車 3a出口から徒歩5分
「東京」駅 丸の内北口からタクシーで10分
参加費 無料(懇親会は参加費1,000円)
定員 220名(事前申込制、先着順)
お申し込み

定員に達しましたのでお申込み受付を終了しました。

プログラム

開会挨拶  野村 龍太(実験動物中央研究所 理事長)   13:00~13:05

オーガナイザー挨拶  河上 裕 (慶應義塾大学)

第1部  13:10 ~ 14:55

・ヒトがんの免疫サブタイプと複合免疫療法 河上 裕 (慶應義塾大学)
・がん微小環境における免疫抑制機構の制御による新規がん免疫療法への展開 西川 博嘉(名古屋大学)
・腸内細菌とがん免疫療法 本田 賢也 (慶應義塾大学)
― 休憩 ―

第2部   15:10 ~ 17:30

・免疫代謝から視るがん病態とその克服 鵜殿 平一郎(岡山大学)
・固形がんに対するCAR-T細胞の課題と新戦略 玉田 耕治(山口大学)
・がんに対するT細胞輸注療法の臨床開発 池田 裕明(長崎大学)
・遺伝子改変ヒト免疫化マウスを用いた腫瘍免疫研究の展望 高橋 武司(実験動物中央研究所)

主催者挨拶  秦 順一(実験動物中央研究所 所長)

懇親会  18:00 ~19:30

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