世界の医薬・医療技術向上と
人々の健康と福祉向上にむけて

現在の生命科学研究では、遺伝子やその産物が実際に生体の中でどのような役割や挙動を示すかを、明らかにすることが重要です。そのための研究ツールとして、トランスジェニック(Tg)マウスやノックアウト(KO)マウスなどの遺伝子改変動物は、なくてはならない存在となっています。当研究室は、こうした遺伝子改変動物の作製に関連する技術開発を含めた、多様な研究を行っています。最近では、遺伝子改変のために有効な各種系統マウスからのES細胞の樹立と、それらをバイオリソースとして提供することを、目指しています。また、遺伝子改変に有効な遺伝子挿入部位を簡単に特定できるシステムの開発や、ROSA26のような染色体上の遺伝子高発現部位の検索と、それを用いたTgベクターの開発等の技術開発も手がけています。今後、ZFN, TALEN, CRISPRといったゲノム編集技術を用いた遺伝子改変、および人工染色体技術の導入などにより遺伝子改変の効率化を目指す予定です。 また、所内の他研究室への遺伝子改変技術の提供や、外部との共同研究を通じて様々な遺伝子改変マウスの作製を行っています。

※代表的な研究論文

1.Shimozawa N, Sotomaru Y, Eguchi N, Suzuki S, Hioki K, Usui T, Kono T, and Ito M. Phenotypic abnormalities observed in aged cloned mice from embryonic stem cells after long-term maintenance. Reproduction. 132:435-441. 2006.
2.Oyama F, Kotliarova S, Harada A, Ito M, Miyazaki H, Ueyama Y, Hirokawa N, Nukina N, and Ihara Y. Gem GTPase and tau: morphological changes induced by gem GTPase in cho cells are antagonized by tau. J Biol Chem. 279:27272-27277. 2004.

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